■科・属名:ツツジ科・スノキ属
■原産地:北アメリカ ■分類:耐寒性落葉低木
■花期:4-5月 ■果期:7-8月
■育て方:比較的害虫がつかないため、育てやすい果樹である。酸性土壌を好み、夏の水切れさせないようにする。
元々北米の湿地林に生息しているため、酸性土壌を好み、寒さに強い。冬期における充分な休眠期間が必要だが日本の多く地域の冬なら問題ないだろう。
だが、日本の夏には弱く、根が浅いため乾燥しがちで水切れに注意する必要がある。多くの他家受粉性であるため、収量を増すためには開花時期の重なる二品種以上を植えるのがよい。
収穫時期の雨を回避できれば収穫後の日持ちも良い。栽培適地はハイブッシュ系が寒冷地向き、ラビットアイ系が暖地向きとされる。
また、サザンハイブッシュ系が作られ暖地でも食味のよいハイブッシュ系の栽培ができるようになった。
ブルーベリーはアントシアニンを含み、目に良いとされている。原種に近いビルベリーはアントシアニンをより多く含む。
ハイブッシュ系ではpH4.3-4.8、ラビットアイ系ではpH4.3〜5.3になるようにピートモスや硫安などで酸度調整する。
害虫はつきにくいが、アブラムシぐらいはつくので定期的に軽く消毒してやる必要がある。
■品種の特徴:
「おおつぶ星」は日本の群馬で初めて開発されたの品種。コリンズ、コビルの自然交雑実生から選抜された。成熟期は早中生で7月上旬-下旬。
寒冷地向きのハイブッシュ系だが、暑さにも強いため、内陸部など夏場の気温が高くなる場所でも露地栽培できる。
大粒だが、糖度はやや低く酸度が高い。ジャムにすると他品種に比べ酸味が強い。兄弟品種「あまつぶ星」と開花時期が同じなので、混植すると実付きが良くなる。 |